禁断〜家族Game〜

柑の視線が玲から外れ、後ろを向いた


玲の気持ちは花の茎が折れるように、パキッと音がして崩れていく

もぉ・・・ダメだ・・


完全に失恋、、、


玲は俯いて、流れて落ちる涙を抑えることが出来ないでいた


何がダメだったのだろう・・

ただ柑と繋がりたかっただけなのに


「玲・・・・」

古賀先輩が玲の肩に触れる


もぉ突き放す気力さえない


天罰・・・

先輩の気持ちを真剣に考えずに


ただ自分の欲望に任せて柑と結ばれた罰・・・


もぉ兄妹にも戻れない


「古賀先輩・・・ごめんなさい・・・」

でも先輩を受け入れることも出来ない

ただ謝るしかなかった


「玲・・・・」

「先輩・・・ごめんなさい・・」

「玲!!!」

「ごめ・・・・」



『すいません、古賀先輩。』


謝り続ける玲の肩を古賀がもう一度触れた時


古賀先輩の真後ろで聞き覚えのある声が聞こえた



「あ・・・・お前ッ、、、」

「うちの妹が嫌がってるので離して貰ってもいいですか?」


古賀先輩よりも少しだけキーの高い声


何よりも玲を『妹』と呼ぶのは一人しかいない


涙でグシャグシャな顔を拭くこともしないで見上げた



< 15 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop