いつかのMerry Xmas
「あー、やっぱり二人一緒に居る」

不意に背中から聞こえてきたのは、かねやんの声。

「喫煙所なんて、そう幾つもないから仕方ねーじゃん」

イチローが肩を竦めてそう言った。

っつかね。
遅れてきた分際で、煙草を一服する必要なんてあったのかしら。
ついつられて、一緒に煙草を吸ってる私も悪いけどさぁ。

「ミューちゃん、俺のケータイもってったって?」

「ああ、渡そうと思って探しにいったら、イチローに捕まっちゃって。
 ゴメンね」

私は慌ててポケットから電話を出してかねやんに返す。

「そうやって何でもかんでも人のせいにしてんじゃねーよ」

「はぁ?
 何言ってんの。そもそも、ゲーム三昧でこんな大事な日に遅刻したアンタが悪いじゃない」

頭にきた私は、自分の煙草を灰皿に押し付けたあと、イチローの吸いかけの煙草もその唇からとりあげて、灰皿に押し付ける。
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