いつかのMerry Xmas
「やれやれ、ガキだな」

――お前もな、と。
大人びた口調でそういうイチローに突っ込みたい私が居る。

面倒だから、黙っておくけど。

「そういえば、弁当届いたって。
 食べない?」

「――っていうか、取りに行くの面倒だから私に取って来いって言ってるだけでしょ?」

あんたの魂胆なんて見え見えなのよ、と、私は心の中で呟く。

「細かいこと気にすることないのに」

イチローは形の良い眉を僅かに潜める。

「――気にするわよっ。
 っていうか、まどかちゃん、まだ来ないの?」

とっとと彼女に押し付けたい。
こんな面倒な男の面倒を見るなんて真っ平だもの。

「来てるよ。
 なんか、準備の手伝い忙しいみたいだけど」

そっか。
まどかちゃん、まだ、一回生だもんね。
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