いつかのMerry Xmas
そのうち、イチローは、こたつにうつ伏せになってうつらうつらとしはじめた。
とりあえず、これで私の任務は完了だわ。
背中にそっと、イチローがさっき脱いだコートをかける。
エアコンマックスにしておけば、風邪引かないよね、多分。
「おやすみ」
そっと囁いて立ち上がろうとした瞬間。
ものすごい速さで手を掴まれた。
予想もしない突然のことに、バランスを崩して倒れこむ私を、イチローは器用に抱き寄せた。
「――こんな夜に、俺を一人にして帰るつもり?」
艶のある声が耳を擽る。
――コイツ、酔っ払いすぎて私のことまどかちゃんと勘違いしてる――?
とりあえず、これで私の任務は完了だわ。
背中にそっと、イチローがさっき脱いだコートをかける。
エアコンマックスにしておけば、風邪引かないよね、多分。
「おやすみ」
そっと囁いて立ち上がろうとした瞬間。
ものすごい速さで手を掴まれた。
予想もしない突然のことに、バランスを崩して倒れこむ私を、イチローは器用に抱き寄せた。
「――こんな夜に、俺を一人にして帰るつもり?」
艶のある声が耳を擽る。
――コイツ、酔っ払いすぎて私のことまどかちゃんと勘違いしてる――?