いつかのMerry Xmas
「大丈夫。
取って食ったりしねぇよ」
やれやれ、色気のないヤツだ、と言わんばかりのため息混じりの声が聞こえてきた。
「何よ、それ?」
「――震えるなってこと」
イチローの手が、私の頭をそっと撫でる。
「心配しなくてもいつもしているし、誰にも話してない」
――な、なんですって?
私の記憶にもないんですけどっ。
「だから、これも明日の朝になったら忘れてるよ」
「わわわ、忘れるわけ無いでしょ?
私は素面なんだからっ」
「――はいはい」
イチローは言うと、起き上がってプレゼントをあさる。
取って食ったりしねぇよ」
やれやれ、色気のないヤツだ、と言わんばかりのため息混じりの声が聞こえてきた。
「何よ、それ?」
「――震えるなってこと」
イチローの手が、私の頭をそっと撫でる。
「心配しなくてもいつもしているし、誰にも話してない」
――な、なんですって?
私の記憶にもないんですけどっ。
「だから、これも明日の朝になったら忘れてるよ」
「わわわ、忘れるわけ無いでしょ?
私は素面なんだからっ」
「――はいはい」
イチローは言うと、起き上がってプレゼントをあさる。