‡いとしきみ‡
「優夜君もね、悪気があってした訳じゃないと思うのね。ね?それは美紀も分かってるでしょ?ノリもあるし…。それに、優夜君から腕組んだ訳じゃないしね?」
「うん…それは見てたら分かった…」
夢佳ちゃんが、美紀を説得してくれ出した。
“ありがとう”と、心の中で夢佳ちゃんにお礼を言っていると、夢佳ちゃんは、でもね…と続けた。
「でも、やっぱり優夜君がした軽はずみな行動で、美紀は傷付いたの。場のノリでって言えばおしまいなんだろうけど、その行動によって、美紀は泣きそうな位傷付いた」
美紀を大切にしてあげて。次に泣かせる様な事したら、いくら美紀の彼氏でも許さない。
俺にだけ聞こえる様な声で、夢佳ちゃんは、俺の目を見て話して来た。
「ごめん美紀。以後、気をつけます…」
「…だってさ?美紀、そろそろ拗ねるの止めな?折角の成人式が暗くなる。明るく行こうよ!」
「そだね…夢佳、ありがとう」
夢佳ちゃんが居てくれて、本当に良かったと思った。居てくれなければ、どうしていいのか分からずに、ずっと呆然と立ち続けているだけだったと思う。
「うん…それは見てたら分かった…」
夢佳ちゃんが、美紀を説得してくれ出した。
“ありがとう”と、心の中で夢佳ちゃんにお礼を言っていると、夢佳ちゃんは、でもね…と続けた。
「でも、やっぱり優夜君がした軽はずみな行動で、美紀は傷付いたの。場のノリでって言えばおしまいなんだろうけど、その行動によって、美紀は泣きそうな位傷付いた」
美紀を大切にしてあげて。次に泣かせる様な事したら、いくら美紀の彼氏でも許さない。
俺にだけ聞こえる様な声で、夢佳ちゃんは、俺の目を見て話して来た。
「ごめん美紀。以後、気をつけます…」
「…だってさ?美紀、そろそろ拗ねるの止めな?折角の成人式が暗くなる。明るく行こうよ!」
「そだね…夢佳、ありがとう」
夢佳ちゃんが居てくれて、本当に良かったと思った。居てくれなければ、どうしていいのか分からずに、ずっと呆然と立ち続けているだけだったと思う。