幼い君〜レジスタンス凜Side〜
「ただいま」
レオを部屋に運んだ後、居間に来た。
「レオは!?」
ランが食い入る様に聞く。
何だかんだ喧嘩する兄弟だが、やっぱりレオが心配で仕方ないのだ。
「大丈夫、大した怪我じゃなかった」
ラン、ミン、獅子郎さん。口々に安堵の言葉が漏れる。
「多分レオ、ここに頭ぶつけたんだと思う」
ミンがテーブルの脚を見る。
ミンが言うには、このテーブルの脚に血がついていたらしい。