シルバーウルフ -Is this love?-
8つ目のブースを出た。

右側にポリタンクから灯油を撒いている裕太が見えた。



声を掛けずに左へ進んだ。



シャブ中チャイニーズはお利口な姿勢で視線を宙に回して、幻覚の世界にいるようだった。


一切の小細工なしにリボルバーを弾いた。


神々しいシンフォニーから程遠い轟音が響いた。


シャブ中チャイニーズの土手っ腹を撃ち抜いた。


そこから赤錆みたいな色が吹き出した。






俺はすぐさま振り向いて待合室へ向かった。


裕太がこっちを向いて歩いて来るのが見えた。



5つ目のブースで裕太とすれ違った。


「遅い!!!!」

イヤミなひと言を投げ掛けやがった。






俺はカチンときた。


そのまま待合室に入った。


証券マン3人が転がっていた。


左端はハンチングを被ったままだった。







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