蜃気楼。


「そーかぁ?普通じゃねーの?」

「そうですか。
普通だとしても、優しいと思います。

「ってかさぁ、なんで最近の若者って言うの?
結川だって充分最近の若者だろ?」

ずっと抱いていた疑問。

「……そーですよね。
私、まだ若いですよね?」

「まだってか、充分若いだろ。」

「そうですね。」

「ってさぁ、今更なんだけど…
家ドコ?」

知らねー。

「あっここでいいです。」

ってダメだろ。

「送る。」
「いいです。」
「送る。」
「気持ちは嬉しいんですが、
ちょっと寄りたいところもありますから…。」
「送る。」

俺、しつけぇ 笑
けど、母さん怖ーし。

「んじゃあ、駅前通りの公園までお願いします。」

折れたのは、結川。

「そっから家までは?」
「……すっごぉく近いです。」

嘘くさっ!!
まぁ、いっかぁ。

「んじゃぁ、公園まで。」





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