溺愛キング
「とりあえずバイク置いてくる。んで、着替えてからプリン買いに行ってくる」
藍飛の家は矢耶の隣。
ちなみにマンションで
105号室が嬉埼家
106号室が桐谷家
二歳の時に初めて会った二人。
親同士が元々仲良かったため
必然的に子供たちも一緒に居る様になった。
藍飛の方が生まれるのが早かったせいか
矢耶はいつも藍飛の後ろをついて回っていた。
だから、矢耶は両親より藍飛に懐いたのだった。
藍飛は矢耶と出会った時三歳になる目前だったので、言葉もはっきりと喋れていた。
そのため藍飛は矢耶に"好き、愛してる"とまで伝えていた。
自分の両親が仲が良く、いつも言っている
ことを覚えていた様で会ったその日にプロポーズしたのだ。
矢耶と一緒に育ってきた藍飛にとって矢耶は可愛くて、仕方がないのだ。
小さいながらにして矢耶を守るのは自分だと思っていた。
だから、藍飛が矢耶の彼氏なのはいわば当たり前なのだ。