溺愛キング
なんか藍に会いたくなってきた。

早く藍、来ないかなー



ピンポーン―――――………



チャイムが鳴った。




『多分、藍だぁ!』


勢いよく立って玄関まで走って行って、ドアを開けた。


『あーおー?』


顔をひょこっと出した。


「こらっ矢耶!誰か確認してねぇのにドア開けんじゃねぇよ。いっつも言ってんだろ?」

『だってー…』

「だってー、じゃない!分かったか?」

『はぁーい』


怒られたからしゅんと肩を竦めた。


「こらー!なに矢耶ちゃんを泣かしてんのよ!バカ藍飛!!」


藍飛の横から威勢のよい声が聞こえてた。

この声が藍飛の姉であり、梁翔の彼女である絢那だ。

162cmで7cmのピンヒールを履いた絢那は矢耶を抱きしめた。


「可愛そうに!藍飛はひどいヤツよね。せっかく矢耶ちゃんが出迎えてくれたっていうのに」


抱きしめながら頭を撫でる絢那。

矢耶は小さいためすっぽりと絢那の中におさまる。


「チッ…矢耶に触ってんじゃねぇよ」


ガバッと矢耶と絢那を引きはがし矢耶を自分の方へ引き寄せた。


「もうっガサツな男は嫌われるのよ!」


プンプンと怒ってしまった絢那に


『絢那ちゃん、いいよ。矢耶が悪いんだから藍は悪くないからありがとう』


矢耶は小さい声で言った。

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