溺愛キング
「類さん、藍が離してくれない…」


ふん、ここで電話はすればいいんだよ。

てか、何が好きだよ!

矢耶の一番は俺だ。


「困ったなぁ~」

『矢耶、矢耶の一番は誰だよ、類さんじゃないだろ?俺だろ?ん?』


耳元で言ってやった。


「ひゃぁ、あお!くすぐったい~」

『言えよ、誰だ?言わなきゃ離さないぞ』

「んん、あおだよぉ…あおが一番だもん」

『だよな?さっきの好きは取り消せよ』

「はぁーい」

『ん、離してやるけど一分だからな、それ以上は待たねぇからな』

「えー!絶対に無理だよー!」


なんて言いながら、キッチンの方へぱたぱたと走って行った。

なんかちょっと優越感。

一番だもん、ってきゅんときたな。

やっぱ可愛いな。

話は気になるけど、これ以上やったら怒られそうだし。

まぁ、優乃さん柄みの話だろうな。

類さんが興味持つのは、優乃さんだけだもんなー

そこは、尊敬するな…

てか、一分たったよな?
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