9666*1
39.2

頭痛1

んん・・ぅ・・・」

わずかなカーテンの隙間から入り込む光は紛れもなく太陽の光だった。

「あ・・・さ・・・?」

起き上がろうとした瞬間、後頭部に違和感があったのに気付いた。

「あ・・・れ・・・?は!直樹くん?!」


私はやっとの事で直樹くんの事を思い出した。

・・・ってか・・・ここどこぉ~?!
私はどこにいるかも分からずに、寝てたベッドから誰にも気づかれないように立ち上がり、部屋にあった少し開いてるドアをゆっくりと開けた。

「・・・・直樹くん・・?」

私が彼の名前を口にしたその時、前の廊下から誰かが片手に何かを持ち、私に向かって歩いてきた。

「おぅ!やっと起きたか。今俺もちょうどお前を見に行くところだった。」

私は直樹くんの声だと思い、気分が悪いのをこらえて、

「な・・・おき・・くん?」

と恐る恐る声をかけた。

「ったく、心配したんだぞ。」

直樹くんだ。やっぱり直樹くんといると安心する。

「お前さ、急に消えちゃうし、そうかと思えば俺の目の前でも倒れるし。本当に心配したよ。まぁ、何しろ、お前が無事でよかったよ。あ、頭は大丈夫らしいけど、医者は万が一のため、一週間は安静にしてろって。」

< 23 / 33 >

この作品をシェア

pagetop