華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
うーん…。
ほんと分からない。
なんで?
私そんなに記憶力悪くないと思ってたんだけど。
私がウダウダと考えているときだった。
キキーっ―――………
は?
そう思うのと同時に、私の体がぐわんっと前のめりになった。
がしっ
あれ………?
何もない。
…んじゃない。
後から、蓮士が私の肩を掴んで私がとばないよいにしていた。
「ありがと、蓮士。」
私がそう呟くと、蓮士は「ああ、」と答えた。
それにしても、何が起こったんだろう。
そう思って外を見ると…………
たくさんのバイクがいた。