「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

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“あぁ…好きだよ”

俺の言葉を聞いた宮崎は安堵した微笑みを残して


「よろしくお願いします」

頭を下げて、部屋を後にした。



宮崎が出て行ったあとの静かな部屋。

小さな寝息を立てて眠っている彼女の髪をソッと撫でた。


“あぁ…好きだよ”


もう一度頭の中で繰り返す。


好き。好きだよ…


「君のことが…好きだよ…」



改めて口にすると、溢れ出す田崎さんへの想い。


いつの間に俺は…こんなに君のことを好きになっていたんだな…。


もっと…早く気づいていれば…最悪な事態から君を守ることができたのかもしれないのに…。


悔しさで…涙が滲んだ。



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