「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

その涙は、ポトリポトリと彼女の頬を濡らした。


俺…なに泣いてんだよ…?情けない…。

自分の涙に戸惑い。涙を拭おうとした俺の頬を


「あかさかさん…」


いつの間にか目を開けていた彼女の長く綺麗な指が触れた。



「田崎さん…」


「泣かないで…」


「ごめん。俺が泣いてる場合じゃないのにな…」



焦って涙を拭う俺の手に彼女の手が重なった。



「田崎さん…?」



まだアルコールが残っているのか?泣きはらしたその瞳は、なぜか妙にトロンと色っぽい。



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