「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「なに?お願いって」


なるべく平静を装い聞いた。


「このまま…ここにいて…」


「あぁ。ここにいるよ」


ベッドの上でまだあどけなさが残る少女のように、今にも壊れてしまいそうな瞳で見つめる君の心。俺がちゃんと守るから


「ここにいるから…心配しなくて眠るんだ」



肩まである細く長い彼女の滑らかな髪を撫でる。



「もっと…強く抱きしめて…」


「あぁ…」



ギュッと力強く抱きしめる。


「もっと…」


俺の胸に顔をうずめ、背中に腕を回してもっと強く抱きしめてとせがむ君。


君が求めるなら、俺はずっと君を抱きしめ続けるよ。



──────
───


どれくらい君を抱きしめていたのだろう?


いつの間にか抱き合ったまま寝てしまっていた俺達。

ふと窓を見てみたらカーテンの隙間からもれる眩しい太陽の光が俺達を照らしていた。



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