「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「お腹空いてない?朝ご飯一緒に食べよう」


そう言って俺の肩に触れた茜の手から逃れるように起き上がり、スルリと茜の横を通り過ぎた。



「俺のことはいいから。茜はもう自分の場所に帰れ」



冷たく言い放ったあと、チラリと茜を見たらシャワーを浴びたのだろうか…。まだ濡れた髪が俯いた顔を覆い腫れた瞼が隙間から僅かに見えた。


泣いたのか…?俺のせいで泣いたのか…。


辛いんだろう?お前だって…本当は辛いんだろう?


なのに、そんな素振りを見せないで唇をキュッと結んで口角を上げて笑う顔が胸を締め付ける。



俺なんかに構うな。このまま一緒にいたら、俺はまた茜に甘えてしまう。



今の俺に茜の気持ちに応えられる余裕はないんだ。



一緒にいたらダメなんだよ…。



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