「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

焦る気持ちを抑えながらアクセルを踏んだ。

『そんなに怒らないでくださいよ。田崎さんは、僕と一緒にいますよ』

「どこにいるんだ?」

『2丁目の〇×マンション7階705室』

「そこにいるんだな!?」


『えぇ…。早く来ないと…知りませんよ…』



「早咲!?」


プツンと切れた電話。クソッ!!と持っていた携帯を助手席に投げ飛ばした。


嫌な予感がする…。

“知りませんよ”って、どういう意味なんだよ!?


「チクショウ!!」


ハンドルをバン!!と叩き付けて叫んだ声は虚しくエンジン音にかき消された。



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