「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「どけっ!!」


早咲を押しのけて中に入った。玄関には、早咲の他に女性の靴が無造作に転がっていた。


もしかして…田崎さんの!?


キィッと早咲を睨みつけて、乱暴に靴を脱ぎ捨て部屋中をアチコチ探し回った。


そして…一番奥の薄暗い部屋のドアを開けた時


ウソ…だろう…?



目の前の光景に頭が真っ白になった。


なんでだよ…!?



月明かりに照らされ、上半身裸の体をシーツで隠してビクついた表情で涙を流してるその女性は



「あかさか…さん…?」


紛れもなく…田崎さんだった…。



「たさき…さん」



「あかさか…さん…どうして?どうして?」


ここにいるの?と恐怖に怯えながら信じたくないと体を震わせ大粒の涙を流す彼女の


「イヤァァァーーーー!!」


悲しい叫び声に心が引き裂かれた…。



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