「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

【沙織side】


どうして…?赤坂さんがここにいるの!?


一番見られたくなかった!!赤坂さんにこんな姿…一番見られたくなかったのに!!


シーツで体を隠して赤坂さんに背を向けた。


さっきから涙が止まらない。


───────
───数分前…ようやく自分がどんな状況にあるか知らされた。


「はやさきさん…どうして…?」



暗闇に妖しく光る瞳であたしを見つめる早咲さん。


その姿は上半身裸にバスタオル姿だった。


シャワーを浴びてきたのか、その髪は濡れてポタポタと滴がシーツに滲んでる。


間近で見つめられて逃げたいのに恐怖で体が動かない。


「そんなに怖がらないで。さっき…あんなに愛し合ったのに」


“愛し合った”!?

「う…そ…」


「嘘じゃないよ。俺…君を抱いたから」

右端の口角を上げて微笑む彼のゾクッとくる瞳が怖くて、叫ぶこともできないまま…その瞳から視線をそらせない。


まるで、心までも支配されたようなそんな感じがした。


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