憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
「あんまり自覚ないんだけど、変わったかなぁ?」
私は手に持っていたパンを口に頬張る。
甘いチョコの風味が口いっぱいに広がった。
「うん、なんていうかね。すごくたくましくなった。」
まぁあの環境の中にいたら嫌でも強くなるわよ。
日和の顔を見ながら私はジュースを手にとった。
「その感じなら文化祭の実行委員もうまくいきそうね。」
ジュースを持つ手が止まった。
そういえばっ!
たしか1週間前、学校に遅刻した坂口と私で実行委員を押し付けられたんだった!
私はただ自転車が壊れただけなのにっ!