ひとかけらの恋
本当に……なんでもないもん。


もう私…あきらめた方がいいのかなぁ?


私はそんなことを思い始めていた。









「えっ?翔先輩がですか?」



「おぅ!俺がシュートしたんだぜ!海音ちゃん。」



「わぁ!先輩すごいですね!」




むっすぅ……。



さっきから、たのーしそーに会話しているのは、おわかりの通り、翔と海音ちゃん。


私が翔と付き合っていないって言ってから、海音ちゃんはよく翔と話すようになった。


ほとんど海音ちゃんから話しかけているけど…。




ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!



私の力のこもったドリブルで、ボールが激しく地面に叩き付けられる。


その度に鳴る大きな音に、誰もが驚いていた。





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