ひとかけらの恋
私はトイレに行くと、水道に近付く。


蛇口をひねり、勢いよく水を出した。




ジャァァーーー……。



私は流れ出てくる水を手ですくい、バシャバシャと顔を洗う。




ジャァァーーー………キュッ!!




蛇口をひねって水を止めて、持ってきたタオルで顔をふわりと覆った。




フー、サッパリした!



目を開けた時、鏡の中の自分と目が合った。



……………………………………………。




トイレの辺りはとても静かで、一瞬体育館じゃないかのように思えた。




ペシッ……。




私は右手で右の頬を弱く叩いた。



何しけた顔してるんだ私…。


明るくいかなきゃね!!



私は自分に言い聞かせながら、鏡の中の私とにらめっこをする。





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