ひとかけらの恋
トントンッ…ガチャッ!




「オレンジジュースでよかったかしら?」




笑美のお母さんがジュースやお菓子を持ってきてくれた。




「はい、大丈夫です。ありがとうございます。」



「そう。じゃあ、ゆっくりしていってね。」



笑美のお母さんは部屋を出ていった。



二人になった瞬間、話題が途絶えてしまった。


今日私はただ遊びにきたわけではない。



笑美があの日のことを話してくれると言って、私は笑美の家に来た。




…………………………………………………………………………。




気まずい…。


私はオレンジジュースを一口飲んだ。



………………。


それでも気まずい。



私はもう一口ジュースを飲んだ。



もう一口……。
もう一口……。




もう一口を繰り返すうちに、ジュースを飲み干してしまった。



しまった…。全部飲んじゃった。





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