妬いてほしいの


「池田くんのバカ」


「……」


「いくら心配だからってあの状況で置いてく?」


「……」


「ていうか――」


「……悪かった」



わたしは、追いついてからしつこいくらいに嫌味を言ってた。

最初の方は無視してたけど、
その態度にイラついて…


――今に至る。



「でさ?」


「何だよ」


「どうやってつける?」


「……お前、何も考えてないのか」


てへ★

……考えてない。
というか、考えてたらこんな事なってないよ、多分。



「もう適当でいいだろ」


「そうだね」



その言葉通り、
適当に距離を取ってついていく事にした。



『じゃ…ど……の…?』


『どう……は?』



徐々に聞こえてくる会話

でも、まだまだ聞き取れない。



『前…った……ん』


『水族…んは?』


『それも前行った』



少しずつ距離を縮めていったら、ちゃんと聞こえるようになった。

…どうやら、どこへ行くか会議中らしい


うらやましい。

わたしも柚稀とデートしたいよう…


 
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