とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
俺はおもむろにそいつの胸倉を片手で掴み上げた。
「教えてやる。ここではなぁ...」
そしてもう一人の胸倉を空いている手で掴み持ち上げた。
「俺が“ルール”なんだよ!!!」
そのまま二人の頭と頭をぶつけた。
もちろん失神する2人をドサッ!っと落とすと足で踏みつけた。
もう一人を睨みそいつの頭を掴んで自分の目線まで持ち上げ「理解したか?」と低い声で聞いた。
頭を掴まれたそいつは震えながら「...はい...」と答えた。
野次馬の歓声が上がる。
「お前らも覚えとけよ!
axelで騒ぎ起こすヤツはこうなる。」
俺は手を放すと腰が抜けたように動けないソイツを見下ろし、「ちと店に来い」と言った。
失神した二人をヒョイと掴み上げ、傍にいた虎太郎を見た。
「虎太郎、そこで座ってるヤツ担いで来い。」
「あいよ~」
虎太郎は呆然とするソイツの首を掴んで俺の後からついて来た。
俺は振り返ってジンヤに向かって口を開いた。
「ジンヤ。常連の手当て。」
「はい!任せてください!」
そう言うのを聞いて俺達は店に戻っていった。