とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
隣に来た虎太郎はニヤニヤしながら俺を見た。
「いつから右京が“ルール”になったんだ?」
「今だ。」
フン!と鼻を鳴らしながらカウンターまで行くと床に二人を下ろした。
虎太郎は大人しくなった男をイスに座らせ、「そいつらどうすんの?」と聞いた。
俺は寝てる2人の頬をバチバチ叩く。
「起きろ!」と怒鳴ると、目を覚ました2人が俺の顔を見て「ひぃぃぃ」と怯えた。
カウンターの中からガクは苦笑しながらsevenの3人に言った。
「運が悪かったな、“守護神”さまが居る時に騒ぎ起こすなんて...」
陸はその様子を見物していた。
「“守護神”って右京が呼ばれてる訳が判った。」
と呟いたのが聞こえた。
「ガク、後は任せるよ。」
「あぁ、悪いな…交代だ。」
俺はガクと入れ替わりにカウンターに入ると、何事もなかったようにオーダー表を手に取りドリンクを作り始めた。
ガクは「さて」と言いながらドカッと座った。
「お前ら見ない顔だな…
最近入ったのか?」
「はい…
いつもはここには来ないんですけど、axelはsevenの“縄張り”って聞いて…」
「暴れても大丈夫だと思ったか?」
「…axelでは“守護神”がいるから他のチームにも負けないって…」
「その“守護神”にやられたみたいだがな~」
ガクは困ったようにソイツらを見て溜め息を吐いた。