とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
俺は淡々と仕事をこなしながら、何も言わずにガクの言葉を聞いていた。
「“守護神”はsevenの“守護神”じゃない。
axelの“守護神”だ。
この銀髪はsevenじゃない。」
「え...そんな...」
「どこから聞いた話かしらねぇが、お前らみたいに騒ぎ起こすやつがいるから俺が雇った“用心棒”だ。」
「...昴さんに言われたんです。
...sevenには“守護神”がいるから負けないって...」
俺はそれを聞いて違和感を覚えた。
ちらりと虎太郎を見る。
それに気付いた様で表情が変わったのが判った。
あの昴が果たしてそんな事を言うだろうか?
俺に摘み出されて以来axelにも来ていないし、特にゴウの様に打ち解けた関係でもない。
「虎太郎。」
「ん?」
「昴について調べろ。なんか引っかかる。」
そう小さい声で言うと、「おーけー」と言って席を立った。
「虎太郎帰るの?」
「ちょっと用事を思い出したからな。陸はまだ居るのか?」
「もうちょっとだけ~」
虎太郎はそうかと頷くとaxelを出て行った。