とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~



俺と虎太郎は忍とクミをクラスの席に連れて行った。


「寛二、クミ見つけた。」

そう言って寛二の前にクミを差し出すと、俺は忍を自分の隣に座らせた。


「誰!?誰の彼女!?」

「俺の彼女!」

「さっきのウリ坊の彼女だったの!?どおりで...」


俺の周りで騒ぎ出したクラスの奴等を見つけて橋本が飛んできた。


「おおお!噂の...」

「あ、どうも。右京がお世話になってます...」


忍はご丁寧に俺のクラスメートに頭を下げた。


「ぶっ...忍それおかしいだろ...」


「...どうせ問題ばっか起こしてるんでしょ?」

「ないない。模範生だよ。」


そんな俺の話なんて興味ないクラスの奴等は忍と俺を交互に見て唸った。
 

「しっかし、ウリ坊に彼女がいたのは知らなかった...」

「絵に描いたような完璧なカップルだな...」

「...手出すなよ?」

「そんな恐ろしい事できねーよ!」


それを聞いた忍は吹き出した。
 

「やっぱり問題ばっか起こしてるのね?」

「あのなぁ...」


「大丈夫!被害被ってるのは虎太郎だけだし。」

「そうだよ!さっきだっていきなり頭の上に...ありえねーよ!」


虎太郎の一言にみんなが爆笑した。


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