マリア教会
元帥が視察に向かって二日が経った。
元帥がいないだけで教会はとても静かで、淋しく感じた。
ナンバーズに解決した事件の報告を済ませ詰め所に戻ろうとした時、いつも静かに歩く詩織が珍しく慌てた様子で歩いていた。
気になった小夜は詩織に声をかける。
「詩織、どうされたんですか?」
同じ隊長だが、小夜は基本的に誰に対しても敬語で話す。小夜の部下は普通でいいと言っていたが、性格なので仕方ない。
小夜が声をかけると詩織はなぜか動揺し、
「さ、小夜…!?いや、何でもないよ」
何か隠してる。分かりやすい人だな。
詩織が両手をブンブン振った時、詩織のスーツのポケットから一枚の手紙が落ちた。