花には水を



コンビニに着くと、そこは外よりも少し暖かく感じた。




それは店内が蛍光灯に包まれて優しいオレンジ色をしているからかも、知れない。




入口に置かれていたかごを取ると辺りを見回した。





聖夜兄は、きっと遅く帰ってくるとおもう。




ご飯は、どうするんだろう…。





一応、買っておこう。




私はお弁当コーナーに向かうと、適当に商品を取るとひとつかごの中に入れた。



そのとなりにある、おむすびを二個手に取るとそれもまたかごのなかに入れる。






買い物を終えると、私はまた元きた道を歩きだした。



手にもっているナイロン袋が、隣でガサガサと音を立てる。





「…灯?」




少し離れた所から聞こえたブレーキ音と共に声が聞こえ、私は振り向くと自転車に股がって私を見る瑞穂が居た。



その顔は、驚いてる。



「退院今日だったのかよ…ってかなんで、こんな時間に」







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