花には水を



「ご飯買いにコンビニにいったの」




私は、そう答えると手に提げているコンビニ袋を瑞穂にみせるように持ち上げた。



そんな私を見て、少し安心したような顔をした瑞穂は今度は怒ったように自転車から降りた。





「こんな時間に一人でかよ。危ないじゃん」



なんだ?心配症だな。



もう全然大丈夫だし。



「体調は良好だよ」



「まぁそれもあるけどちがうし…。女が一人でしかもこんな暗いとこ歩いて、変なやつに声かけられたらどうすんだよ」




自転車を押しながら私のそばまでくると、辺りを警戒するように見回す瑞穂。




瑞穂こんなに紳士だったっけ。



てか私狙う奴とかどんだけ勇者なんだ。






うわー絶対、ありえない。




「そんな物好きいないよ。瑞穂ってば、長い間一緒に居るんだし分かるでしょ」



少し馬鹿にしたように笑う私を、瑞穂は更に怒った顔をしてみる。




「あんさー本当に分かってないよね。俺まじ心配」



「大丈夫だって」



心配するだけ無駄だし。









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