嫌いな日【短編】
「先輩、こんなところにいた!」
和樹との電話を切ってから私は喫煙所にずっといた。
何本タバコを吸ったか分からない。
新しく買ったタバコは半分以上なくなってた。
「すごく待ったんですよ。聞いて……って先輩?どうしたんですか?」
真由は文句を言い掛けたけど、
やめて私の顔をのぞき込んできた。
その顔はすごく心配してた。
「何が?」
「泣きそうな顔してますよ」
真由に言われて初めて気付いたけど…
たぶん、ずっと同じ表情をしてたと思う。
「何かありました?」
「なにもないよ?あ、はい。」
わざとらしいくらいに私は話を逸らして真由に買ったプレゼントを渡した。
真由は受け取るとすぐに空け喜んでくれた。
真由は私になぜか下着を買ってくれてた。
しかもサイズがピッタリ…
それから、ご飯を食べて別れて私は自分のアパートに帰った。
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