Kiss★恐怖症
…じゃあ…。


じゃあ、じゃあ!!


この"男の人"は誰なのーっ!?


「あの…失礼ですがどちら様でしょうか…」


私はゆっくり立ち上がりながら、その人をじっと見ていた。


「僕の名前は、神谷樹(イツキ)。直樹のれっきとした"兄"ですっ!!」


少し威張るような雰囲気でそういい放った。


……嘘―…。


「直樹の…お兄さん…?」


「そうだよ!!これでも、20歳なんだからね」


もうお酒も飲めるんだよ、と誇らしげに言ってみせた。


……えっとですね、ちょっと整理しよう。


目の前にいる方は、男の子ではなく男性で。


直樹のお兄さん。


そして、私はお兄さんに……―っ!!!!


私は、真っ赤に火照り上がる。


子供だと思ったからキスしたのに~っ!!


ってことは―…。


直樹にキスしたようなものってこと!!??


< 103 / 286 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop