大切な人
「いっつも暴言ばっかり!」
「はいはい、悪かったな。」
こいつとは極限関わりたくない、めんどくさいやつだから。
「心がこもってなーーい!!」
本当、しつこく話してくるやつだな・・・。
花咲とは大違いだ。
ふん、こうなったら奥の手を出してやる。
「おまえ、ちょうどいい機会なんだから、陸斗に聞けよ・・・」
そう言った瞬間、青葉に口をふさがれ、教室の隅につれてかれた。
「な、なに言ってんのよ!バカじゃないの?!」
「バカなのは貴様だろ。」
青葉が顔を赤くさせている。
俺にしつこく話しかけてくるからこうなるんだ。
こいつは陸斗のことが好きらしい。
それで俺に「陸斗の好きな人知ってる?」と聞かれたのだが、「本人に聞け。」と言った。
知らないわけじゃない。
ま、陸斗の好きなやつは花咲だからな。
「俺がなんかしたー?」
陸斗が俺らに向かって言ってくると、青葉が焦りだす。
「あ、いや!陸斗は1000メートル走ったら、どれくらい速いのかな~?って思ったの!」
陸斗が陸上やってたこと知ってんじゃねーか。
「全然速くねーよ!1分…何秒かかな?」
「いや、速いじゃん!」
焦りを隠すように青葉がつっこむと、変態がニヤニヤしながら言ってきた。
「ってか、星夜と美月ちゃんってラブラブだよな~~。」
「はぁ??!!」
俺と美月は思わず声を発した。
「なんでこんなやつと、ラブラブだなんて言われなきゃいけないのよ!!」
「寝言は寝て言え。」
変態……、今日覚悟してろよ……。