遥か彼方の空
その瞬間、刹那の中の何かが切れてプチッと音がした。

「…………芹沢ぁぁ~…お前は乙女に鼻栓させる気かぁぁ~!!!」

大きな声で叫んだ刹那がハァッ、ハァッと息を切らせていると、芹沢が

「やっぱりお前、女だったのか……」

と、呆れたように言った。

そこで刹那は気づいた。

自ら秘密をばらしてしまった事に……。

(あぁ……追い出されるな、こりゃ)

刹那が落ち込んでいると、芹沢は

「……まぁ…お前はここにいていいぞ」

と言った。

(えっ……!?聞き間違えじゃなくて……)

「……本当にいいの?」

恐る恐る聞いた刹那に対して芹沢はフッと微笑むと、お前がいた方が面白そうだしな!と言って刹那の頭をなでた。

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