Out-of-Eden―禁断の果実―
腕をちょっと振ってみせて無理矢理ユイに笑顔を見せる。


動かせないのに……。



何とかしようとすると、人はスゴイ力を発揮できるって本当なんだ……。



でもこの腕、大分故障している。



「ほら~この通り大丈夫だよ?」

「そっか、なら良かった」

「うん…」

「あのさ、昨日リーシャとか言ってたよな?あっこの店教えてくれよ」

「うん!」




リーシャに全然興味ないのかと思った。



昨日、「ふ―ん」で済まされたし。




でもリーシャ聞いてきたってことは、何か展開あったりとかするのかな?





ユイはニコッと私に微笑んだ。




あっ…教室行っちゃた。




「あの……」





誰…この男の人。



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