君の温もり
「つか、何?」
不意に聞こえた先輩の声は気だるそうな声だった。
「え?」
「さっきからため息つきまくり」
「え、あ、ごめんなさい」
「別に謝れとは言ってねぇけど気になんだろうが。で、何?何かあんだろ?」
そう言われても何をどう言っていいのか分からない。
好きです。と、でも言えばいいんだろうか。
「おい、聞いてんのか?」
口を紡ぐあたしにもう一度先輩の声が掛る。
「あ、はい」
「いつも通りじゃねぇお前見てっと何かしっくりこねぇ」
先輩は吐き出したタバコの煙を空に向かって勢いよく吐き出す。
「っと…あの、一つ聞いてもいいですか?」
「何?」
チラッとあたしに目を向ける先輩からあたしは視線を少し避ける。
「どうして彼女と別れたのですか?」
口からでたのはやっぱし気になる事。先輩を少し見ると案の定、先輩は何でそんな事を聞くって感じであたしを見て、その顔が少し曇ったのが分かった。