守って☆タイガー
 


だぁー!こいつの調子に合わせてると俺の体力が保たねぇ!



「はっ、初めまして!倉橋家のメイドで愛華お嬢様のお世話係をしております、泉水 遥(イズミ ハルカ)と申します!よろしくお願いします!」


「まぁ、訳あってこの女のガードマンになった寅安泰牙だ。よろしくな」



ドジっ子眼鏡もとい泉水は俺にペコリと頭を下げて挨拶をした


顔を上げた時、眼鏡がズレていてドジっぽさが更に際立っている



はぁ…しかしこんなドジっ子眼鏡がメイドで、しかもお世話係だなんて…逆にお世話されないといけないんじゃねぇの?



「まぁ、立ち話も何だからお茶でも飲もう!」


「あっ、あぁ…」



俺は女に言われ頷くと、ドジっ子眼鏡の後ろをついて歩く



リビングに招かれると、俺は女の真正面に座らされてドジっ子眼鏡がお茶を用意すると言って出て行った



「トラってばハルとも仲良くなって安心したよ!」


「どこをどう見たらその考えに辿り着くんだよ…」



女は相変わらずニコニコと機嫌良さそうに笑う

俺は頬杖をついてため息を吐きながら言った



「ねぇ?トラって帰る場所あるの?」


「……っ!」



そんな中、女は今1番聞かれたくないことを何気なく聞いてきた





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