天国からのメール
「ええ、そうですよ。あれ?ちゃんとお伝えしたはずですが……」


その言葉を聞き、竜太を見る三人。


「……悪ぃ、言うの忘れちゃった」


笑顔の竜太。


「忘れちゃった、じゃねぇよ!」


「どうすんだよ、着替えとか持ってきてねぇぞ!」


「僕も、聞いてないよ!」


次々に罵声を飛ばす三人。


「えーいうるさい、うるさい!ここから一時間位で地元行けんだから、別にいいじゃねぇか!」


「逆ギレかよ……」


控え室に戻った四人は、一度地元に戻ることにした。


「俺、他のバンドのリハーサル見たかったのに……ってゆうか、そもそも泊まる必要あんのかよ?」


がっくりする和樹。


「まぁいいじゃねぇか、どうせ明日見れるじゃん!」


一人、元気そうな竜太。


「バカ、とんだ無駄足だよ」


と、聡。帰りの電車で、聡は携帯電話を開いた。


『綾。全国大会の会場、すごかったよ。』


『そうだね。一度でいいからあんなところが、聡たちのファンでいっぱいになるところみたいよ。』


『ずっと見ていて。いつか、必ずそうしてみせる。』


『うん。楽しみにしてるね!』
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