白銀の女神 紅の王



私の能力は強く念じるだけで相手の心を読める事。

ウォルターはその能力を自分の金儲けに利用した。



賭博をする時ウォルターの女として横に座らせられ、他のプレイヤーの心を読む。

そしてウォルターの役が強い時にだけ勝負を掛けるように合図をして…

時には私の指示でカードを切るか切らないかを判断させられることがある。




これがウォルターが連勝していた秘密。

私は自分の能力を使って所謂いかさまの加担をしている。

まだ、こに来たばかりの頃は知らずに加担していた。



けれど今はいかさまをしている事が後ろめたい。

賭博に来ている客は嫌いだったが、彼らにも家族がいるわけで…


その家族からお金を騙し取っているみたいで後ろめたい。





しかしそれでも私がウォルターに従っているのは、ウォルターが私の買主だから。






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