白銀の女神 紅の王
だがこれで確信した。
昼間エレナに接触したのは間違いなくジェスだと言うことを。
何のためにエレナに近づいた?
何の目的で……
周りの目を気にしながら接触したくらいだ。
ただの挨拶と言うわけじゃないだろう……
ふと賭博場での記憶が蘇る。
賭博場でエレナを連れ去ろうとした時、奴は立ちはだかった。
まさか本当に俺からエレナを奪い返そうとでも言うのか?
そしてエレナもそれを望んでいる?
夢の中で奴の名を呼ぶほどに…
そう思ったところでギリッと唇を噛みしめる。
冗談じゃない……ッ