白銀の女神 紅の王
確かめる…って………
もし、その女性の能力が本物だったとしたら?
私よりも優れていて、有能な人だったら?
同じ能力を持つ私とその女性、どちらを選ぶ?
同じ能力でも、私はシルバに協力的じゃないと思われている。
能力にも限界があることだって分かった。
そうした時に、能力もあって、協力的な彼女と比べた時に、シルバがどちらを取るかなんて分かりきっている。
「そうですか……。」
ポツリと呟く。
「…………。」
無言でこちらを見つめるシルバの視線には気付かなかった。
もし、シルバが私を必要としなくなったら、私はどうするのだろう……
捨てられるの……?
頭をよぎった考えに、また胸が痛くなる。
ううん、まだその人に能力があると決まったわけじゃない。
考えるのは、それを確かめてからよ……
その夜、もう一人の能力者の事を想いながらも、思考を遮る様に眠りについた―――