白銀の女神 紅の王
銀髪だ……
瞳も銀色だぞ……
なにあの子……
容赦ない好奇な目線。
「っ………!」
怖い………
幼いころの記憶がよみがえり、心からの震えに襲われる。
人々の視線から逃れるように俯き、一歩、二歩と後ずさった。
しかし……
パシッ――――
それは目の前の男の腕によって遮られる。
「やはりな」
グイッと引き寄せられ、顎を上に向かせられる。
顔を固定され否が応でも男の前に素顔を曝すこととなった。
「噂は本当だったか……」
男の言葉にハッと瞳を見開く。