白銀の女神 紅の王
シルバはと言うと…
無駄のない綺麗な動き。
卓越した剣さばき。
驚異的な反射神経で、向かってくる敵を一人一人着実に倒していく。
しかし、相手が大人数となると、ピンチもあり……
一人が振り上げた剣が、シルバの頭上に降り上げられる―――
危ないッ………
けれど、剣は空を切っただけ。
シルバは、サッと剣をかわし、男の脇腹に剣を滑らせた。
ドクンッ…ドクンッ…―――
一連の光景を目の前にして、心臓が異常なほど鳴り響く。
コワイ――――
シルバを失うのではないかと言う恐怖心に胸が張り裂けそうだった。
頭の中では、シルバが血を流して倒れる映像がちらつき、思わずギュッ…と目を閉じる。
だから…気付かなかった。
自分に忍び寄る影があったことに…
俯いて、ギュッと目を閉じていたら、ふと、すぐ横に気配を感じた。
「………?」
そっと目を開くと――――