白銀の女神 紅の王
『シルバ……』
俺の名を呼ぶのは誰だ?
闇の中、クリアに聞こえてくる声。
そんなに悲しそうな声で呼ぶな…
『ひっく……ふっ……』
泣いているのか?
『良かった……』
泣くな………
お前の泣き声など聞きたくない…
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フッと、次の瞬間に目を開けた時、辺りは暗かった。
目の前には、机の上に散らばった書類。
「チッ……眠っていたのか。」
どうやら、書類を見ながら、いつの間にか眠ってしまったようだ。
目がしらを抑えながら、眠気をとばす。
いくら平気だと言えど、やはり疲れは体に溜まっていたようで…
いつ眠ったかさえ覚えていない。
一体どれ程寝たんだ……?
部屋の暗さから、随分と時間が経ったことは分かるが…
そう思いながら、部屋を見渡した時だった―――