白銀の女神 紅の王



躊躇っていると、シルバが追い打ちを掛ける様に口を開いた。



「忘れたか?お前は俺が買ったんだ。アイツに支払った額を、お前が返せると言うならば別だがな」

「そんな…ッ」

ウォルターがシルバにいくら要求したかは定かではないが、きっと高額だろう。



そんなの無一文の私に返せるわけないじゃない…

この男は知っていてそう問うたのだろう。

無力な私はシルバをキッと睨むことしか出来ない。

しかし決死の睨みも、シルバには効かなかったようで…



「良い顔だ。従順な女など疎ましいだけだからな」

ふっと笑われて終わってしまった。



「私は具体的に何をすればいいんですか?」

不満も露わにシルバに問う。


< 47 / 531 >

この作品をシェア

pagetop