白銀の女神 紅の王
躊躇っていると、シルバが追い打ちを掛ける様に口を開いた。
「忘れたか?お前は俺が買ったんだ。アイツに支払った額を、お前が返せると言うならば別だがな」
「そんな…ッ」
ウォルターがシルバにいくら要求したかは定かではないが、きっと高額だろう。
そんなの無一文の私に返せるわけないじゃない…
この男は知っていてそう問うたのだろう。
無力な私はシルバをキッと睨むことしか出来ない。
しかし決死の睨みも、シルバには効かなかったようで…
「良い顔だ。従順な女など疎ましいだけだからな」
ふっと笑われて終わってしまった。
「私は具体的に何をすればいいんですか?」
不満も露わにシルバに問う。