白銀の女神 紅の王



シルバは、私の反応などお構いなしに話を続ける。


「その為かアイザックスを指示していた家臣共が裏でこそこそと反乱を企てているらしい」

「貴方のやり方に不満があるから…?」

正式に王位を継ぐならまだしも、謀反を企てて王位を略奪したのだから。

前王の家臣たちも略奪の上、王に即位したシルバに良い印象など持つはずもない。



恐る恐るシルバに問うと―――

「そうだ。お前には、この反乱分子を洗い出してもらう」

シルバは意外にも素直に認めた。

プライドも自尊心も高そうな性格が否めないシルバ。

てっきり怒られるかと思っていたのに……




「具体的にはどうやって…?」

険しい表情で問うと、今まで黙って話を聞いていたウィルが会話に入ってくる。




「シルバ、それは明日で良いんじゃないですか?もう遅いですし」

そう言って時計を指す。

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