白銀の女神 紅の王



それとも、他に理由があると言うの?


シルバの真剣な顔つきに、一瞬胸は高鳴るけれど…





コワイ――――


知りたいと思う気持ちと、知りたくないと思う気持ち。

突如シルバから投げかけられた問いは、私をうろたえさせるには十分だった。


けれど……

シルバに優しくされて後ろめたいなら。

どうせ隠し通せない事なら。

シルバの気持ちを聞いて、自分の気持ちに終止符を打ちたい。

それが、どんな結果になっても。

私がシルバを愛する気持ちは変わらないのだから…




「どうなんだ。」


そう聞くシルバに、小さな声で「知りたいです」と答えた。

すると次の瞬間、シルバは耳を疑う様な言葉を口にした。




「ならば心を読め。」

「ッ………!」


シルバの言葉に、大きく息を飲んだ。




< 505 / 531 >

この作品をシェア

pagetop