白銀の女神 紅の王
それとも、他に理由があると言うの?
シルバの真剣な顔つきに、一瞬胸は高鳴るけれど…
コワイ――――
知りたいと思う気持ちと、知りたくないと思う気持ち。
突如シルバから投げかけられた問いは、私をうろたえさせるには十分だった。
けれど……
シルバに優しくされて後ろめたいなら。
どうせ隠し通せない事なら。
シルバの気持ちを聞いて、自分の気持ちに終止符を打ちたい。
それが、どんな結果になっても。
私がシルバを愛する気持ちは変わらないのだから…
「どうなんだ。」
そう聞くシルバに、小さな声で「知りたいです」と答えた。
すると次の瞬間、シルバは耳を疑う様な言葉を口にした。
「ならば心を読め。」
「ッ………!」
シルバの言葉に、大きく息を飲んだ。